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土井玄臣「針のない画鋲」

 ツイッターで誰かが呟いていて、それがきっかけで買ってみたアルバム。土井玄臣さんのことはこれまで全く知らなかった。最初に聴いたときにデビューしたころの七尾旅人みたいだなと思ったっけ。もうずいぶんそのころの七尾作品も聴いてないからこの印象が正しいのかどうかさえ分からない。ロマンティックな少女漫画のような世界・・・

 

 でもそんな印象は聴けば聴くほどぶっ飛んでしまった(ロマンティックな少女漫画のような世界)

 

 悲しくなるから、しんどくなるから、気持ちに蓋をして傷つかないようにしている。そうすると感情は固く硬く岩のようになってしまう。色んなものをやり過ごす。それが今の自分だと突きつけられる。

 

 こんなしんどさを引き受けられるか・・・これが生きてるということなんだろう。

 

 全部恋の歌。相手のほうを向いている苦しいほどに、ひとりで。

 

 このアルバムを聴きながらひとりで桜を見に行った。ひとりで山道を運転してくるくるカーブをきって。今年の春の思いで。

 

針のない画鋲 [NBL-223]

針のない画鋲 [NBL-223]

 

 


土井玄臣 - そこにてる / Motoomi Doi - Soko Ni Teru