Gaz Coombes 「World's Strongest Man」
元スーパーグラスのボーカリスト、ギャズ・クームスが3年振りとなるソロ3作目
ギャズ・クームスの自宅スタジオとオックスフォードのコートヤード・スタジオスにて長年のスタジオ・パートナー、イアン・ダヴェンポートによる共同プロデュース
スーパーグラスのアルバムは1枚持っていてその当時聴いていたけれどそんなに深くはまらなかった記憶がある。このアルバムもいつも見ているブログの方が紹介されていたのがきっかけで聴いてみた。
アップルミュージックで試聴してみて最初は王道なロックのアルバムという印象だった。しかし聴き進むうちに繊細な色が混ざり始めてなかなか面白いアルバムだなあという印象を持ったので購入してみた。
6月に良く聴いたアルバムのうちの1枚になった。少し遠くに車で行く機会があって一人で運転しながら聴いた。山道を登りながら。そこはこのアルバムと景色と自分だけの世界になった。全体を通して聴くとおおらかで男っぽくてこの年齢ならではの渋さとうまさがありうっとりと気持ち良く聴ける。しかしやはり時折光が雲で隠れるような繊細な模様が流れ出る。少しレディオヘッドのおととしのアルバムを思い出した。
この時代の一人の白人男性としてのありかた?のようなものがこの作品にうたわれているらしいが輸入盤を買ってしまったので歌詞の内容はちょっとわからない英詩を自分で訳してみればいいんですけどね(-_-;)
聴くほどになじんで良くなってきたこの作品、彼の作品をさかのぼって聴いてみようかと思います。