CD棚

購入CDのメモ用ブログ

WILD PINK 「A BILLION LITTLE LIGHTS」

ニューヨークブルックリン、3ピースインディバンドの3枚目のアルバム。

WILD PINKを聴くのはこのアルバムが初めてでした。多分Twitterでどなたかが呟かれていてApple Musicで聴いたらとても好きな感じだった。

Amazonでcdを買おうと思ったらその時はたしか未入荷とかでユニオンにもなかったのかな、タワーレコードのオンラインに発注。手に届くまでに20日くらいかかりました。日本であまり流通してないのかな。まあCDで聴くと言う人がそもそも少ないのだろう。日本でプラスされないと言うことはサブスクが主流でCDなんて使ってない欧米から輸入するしかないと言うことでこれからますますCDで聴くと言うのはハードルが高くなってしまうかもしれない。

CDで音楽を聴くと言うことは最近思うことがあるのでまたあらためて書きたいです。

 

余談を長々と書いてしまいました。

それでWILD PINKの事を、今回のアルバムについてをまたネットであれこれ検索してみたけれど日本語で書かれているサイトって本当に数えるくらいしかなくて大半はレコード屋さん。本当は聴いた個人の人の感想なんかを知りたいんだけどな。ってまた話が逸れてしまった。

 

ジャケットや中に使われている写真は夕暮れかな?それとも朝日が登る前の一瞬だろうか。題名の「A BILLION LITTLE LIGHTS」とはどの様な光を指すのだろう。私が感じたのは夕暮れの黄金の光。

 

始まりの曲はまさにそんな光を思わせるイントロで始まる。続く2曲目「BIGGER THAN CHRISPMAS」のゆっくりと進んでいって転調する所がたまらない。 アルバムを何回か数回聴いて気づいたけれどこのアルバムは曲の間が途切れない。まるで物語を紡ぐ様に続いていく。

バイオリンやスティールギターが奏でられることによってアメリカーナな要素を感じさせてくれる。ある種の優雅さと穏やかなのんびりしたムード。けれどけしていなたいと言う印象はない。それはやっぱり今と言う空気を映し出しているからだろう(って推測する) そしてもう一つ特徴的なのがボーカルの声なのではないかな。加工を加えて揺らしている曲もあり、そこから曖昧な声自体がとられどころのないぼんやりした様なものになって行く。4曲目「AMALFI」など。

 

このアルバムの中で一番好きなのは7曲目「FAMILY FRIENDS」ギターの音が好きです。

この曲に出てくるgroundhog's dayって何だろうと思ってWikipediaで調べたら

グラウンドホッグデー(英語: Groundhog Day, Groundhog's Day)とは、アメリカ合衆国及びカナダにおいて2月2日に催される、ジリスの一種グラウンドホッグ(ウッドチャック)を使った春の訪れを予想する天気占いの行事。この日、冬眠から目覚めたグラウンドホッグが自分の影を見れば冬はまだ長引くと占われる。

そんなお祭りがあるんですね。下にスクロールして今日の行事と言うのを読むとお祭り用に飼われているパンクサトーニーのフィル君というグラウンドホッグの話が出ていて面白かった。

あっ!また余談になってしまった。

 

一枚通して曲が引き継がれる様に流れて行くので10曲目が終わっていきなり無音になった時に あれ?っと思う。なんかあっさりと終わってしまった感が。 

生々しさや激しさのない作品なのでもしかしたらもう一息!と言うもどかしさも何処かにあるかもしれない。けれどこの作品は本当に柔らかい光の様にふんわりと自分を包んでくれる作品なのだ。

 

 

A Billion Little Lights

A Billion Little Lights

  • アーティスト:Wild Pink
  • 発売日: 2021/02/19
  • メディア: CD
 

 

https://music.apple.com/jp/album/a-billion-little-lights/1544342016

 

f:id:kankoto:20210404105703j:image