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BLUEPRINT BLUE 「Tourist」

ロンドンのバンドBLUEPRINT BLUEのデヴューアルバム。

以前奇妙なジャケットのシングル曲が気になっていてアルバムを出すと知り楽しみにしていた。彼らの紹介文にヨットロックという言葉が出てくる。ヨットロック、詳しく知らないけれどAORのジャンルのひとつ?だろうか。

 

そう言われるととてもロンドンの若者のバンドが出す音とも思えず、はるか昔にテートの時に車で流す用のカセットテープの中にこの曲たちが入っていても違和感はないかもしれない。しかしあのころ聴いていたいわゆるAORの曲たちのような海が似合いそうなキラキラ感はなくてもう少しいなたい感じかもしれない。軽やかでシンプルで派手さがない。日常的なインディーロックバンドという感じもする。こちらもアルバムの紹介文に出ていたけれどヨラテンゴがこの曲たちを歌っていても違和感がない。

 

と、さりげなくてとても好みのアルバムであるがP-VINEの日本版を買ったので清水祐也氏の解説文を読んでみて色々とわかることも出てきた。いくつかの楽曲がアイザックアシモフSF小説を下敷きにされているということ。それを知り、和訳の歌詞を読みながらアルバムを聴くと浮かび上がってくる景色がまた違って見えた。アシモフの短編小説読みたくなってしまった。

 

緩くてふわふわと黄昏感漂うインスト曲 「Is There Anybody Out There?」いいなあ。

 

 

ツーリスト

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Blueprint Blue - Tourist